2017年度本番試験での僕の確度と正解率の相関性を分析
宅建合格者のマエダユウタです。
2回に分けて超長文の記事で本番試験における思考回路と正誤について記しました。
2か月合格した人間の本番での解答と思考回路を公開(前編) - 無勉から独学2か月で宅建に合格した軌跡
2か月合格した人間の本番での解答と思考回路を公開(後編) - 無勉から独学2か月で宅建に合格した軌跡
ところで本試験前の記事で、どの程度の精度で問題を解ければ確率論で合格最低点に至ることが出来るか、という分析を行いました。
最低点から逆算。宅建合格にはどれくらいの精度で理解すればいい? - 無勉から独学2か月で宅建に合格した軌跡
結論としては「自信を持って正解を1つ選んだ」と思える率が7割~8割取れていれば合格ラインに届くのでは?といったところでした。
実際の試験に照らし合わせてみます。
簡単におさらい
詳しくは以前書いた記事を読んでほしいのですが、 ざっくり纏めます。
確度A:正解を選べたという確信がある
確度B:他の選択肢が正解だったかもしれないという懸念が残る
確度C:勘で選んだ
悲観的に、Aが8割、Bが5割、Cが2割5分合っていると考えて、どの程度「A」があれば合格点に安全にたどり着けるかというざっくりしたバロメータを出します。
本試験における3分類
自分の中で今回の試験の配分がどれくらいだったかと、その実際の正答率がどれくらいだったかを公開します。
ちなみに正誤判定で「1つの選択肢の正誤を迷った」ものはB,「2つ以上迷った」ものはCとしています。
①Aに分類した問題
→27問
内、正解:26問(正答率96%)
②Bに分類した問題
→18問
内、正解:9問(正答率50%)
③Cに分類した問題
→5問
内、正解:1問(正答率20%)
当初行った分析の中では、確度Aが6割を切っていると危険水準、と分析していました。さくっと6割切ってますね・・・
ただし、上の水準は、Aの正答率が8割という悲観的な見立てでの算出。
実際には96%と、Aに分類したものはほぼ正解でした。
つまり、僕の場合、自分が「確信を持って正解だ」と思ったものについてはかなりの水準で実際に正解なので、Aに分類しなければならない物の数は落としても大丈夫、ということ。
「8割」の見立ては勉強を始めた初期のころに立てたもので、過去問を解いていくうちに上記のような傾向は見えていたので、本番のAの個数がそれほど多くなくても焦りませんでした。
B、Cについては恐ろしいほどに確率論通りの結果が出てきました。
やってみての所感
当初立ててみた分析と、「A」の扱いに関してのみ、ちょっと違う数字が出てきました。
逆に言えば、「これは合っている」というカテゴライズを行う基準は高かったものの、それを潜ったものはほぼ正解、という感じですね。
別にこの枠組みを使わなければいけないわけではないのですが、正解だと確信があるものはほぼ正解、という段階にたどり着いていれば、半分ちょっと正解の確証があれば合格圏内に滑り込める可能性がある、という状態であることが判明しました。
来年以降受ける方、ご参考までに。