無勉から独学2か月で宅建に合格した軌跡

業界の人間でもない僕が宅建に無勉から2か月で合格した軌跡を綴りました。今後の宅建受験者に向けてお役立ち情報も発信していきます。

宅建試験を攻略するための4ステップ

 

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宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。

 

当初想定していた学習ペースに比べると若干の遅れは出つつも、

「これ以上の知識は入れない」という本を読み進め、伴って解く問題数を増やしていく中で、試験本番に向かっております。

 

進めていく中で、問題を解くにあたり、どういった部分が大事かということが少しずつわかってきたので、4つのステップに分けて整理していきたいと思います。

 

1.まずは基礎知識。試合にあたって覚えるべきルール

いきなりごく普通のことで恐縮ですが、前提です。

いくら筋肉ムキムキでも、運動神経抜群でも、ルールを知らないで野球で活躍することは出来ないですよね。基本的なルールや戦略をまず覚えることは残念ながら避けては通れません。

 

ただ、単に知識を詰め込んでも合格が難しいのが宅建試験。

本当に基本的なことを覚えたうえで、頭を使うことが大事。

 

2.「常識」で考える。妥当な結論はどれか。

宅建では「正しいもの」「誤ったもの」、もしくはその個数を問う設問が大半です。各問題で、完ぺきにすべての意味を理解できるに越したことはないですが、別にできていなくても、その法や制度の趣旨から考えて適切なもの、適切でないものを正答することは暗記ではなく、「理解」していくことである程度可能となります。

「法に違反するもの」を選ぶ問題というのは、要するに「選択肢の中で一番ダメっぽい奴」を選べばよいわけです。

 

3.出題者の意図を読み取る。

アタリマエの話ですが、問題は天から降ってくるものではなく、出題者が作っています。

「このくらいの問題は正解してほしい」

とか

「難しい選択肢が入っているけど、ここを理解していれば解けるよね?」

とか

「ここの理解が曖昧な奴にはこの問題の点はあげないよ」

とか

 

ちょっと迷う問題や、難しい問題があったときは出題者側の視点、というのを少し考えてみるといいかも。

 

4.最後は運ゲー

余裕で合格圏にいる人は大丈夫ですが、ギリギリの世界で鎬を削る皆様は、

最後に直観で選んだ問題がいかに得点になるか、で決まります。

 

神様が味方してくれるよう、日頃の行いでも改めな

 

僕は手遅れなので勉強頑張ります。

 

今更ながら宅建の出題範囲と比重について改めて整理する

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宅建試験本番まで残り3週間となりました。

そんな緊張感高まるこの期間に、この期に及んで出題範囲の整理をしたいと思います。

 

宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。

「今更そんな段階かよww」と僕の不幸を想像しお喜びの方もいらっしゃるかとは思うのですが、

今、この瞬間だからこそ、やるべきというのが僕の考え方です。

 

そもそも、僕は2か月という制約の中で勉強しているため、

残り3週間というのは、まだ4割弱残っていることを意味します。

 

ここで、スパートに向けて改めて試験の全体像を見直すことには大きな意味があると考えます。

 

なーんにもわかってないのに風呂敷広げて全体を俯瞰してるつもりになったって

 

自己満足以外のなんでもないんですよ。

 

というわけで、改めて悠々と全体像の見直しに入ります。

 

宅建の試験範囲について】

大きくは下記4ジャンルに分類されます。

 

1.権利関係

2.宅建業法

3.法令上の制限

4.税、その他

 

それぞれについて見ていきましょう。

 

1.権利関係(ウェイト28%)

民法をはじめとする借地借家法、区分所有法、不動産登記法といった「法律」に基づいた、当事者間の権利に関する問題が出題されます。

50題中、14題と3割弱のウェイトを占める分野。うち7割にあたる10題は民法からの出題で、借地借家法から2問、区分所有法から1問、不動産登記法から1問、といった出方をします。

何が言いたいかというと、民法が初学者でない、法学部出身者等に相当のアドバンテージがある分野です。

民法からの出題範囲は、意思表示、代理、時効、相続など、僕のような国際分野や政治学分野へ避難を専攻した人間でも必修となっているような基礎的な部分。

民法についてはあらかた落第寸前で逃げてきた僕はさておき、ある程度まじめに勉強していた人からすれば優位な分野であると言えるでしょう。

逆に言えば、初学者でこの分野が得意な方はそこらのなんちゃって法学部卒よりよっぽどリテラシーがあることになります。

学内では上位に分類されがちな法学部ですが、実態はこんなもんよ。

 

残り4題も、土地や建物といった特殊な分野だからこそ付随的に出てきた法律、と認識しておいて大方はOKかと。趣旨そのものは民法と方向性は一緒です。

 

2.宅建業法(ウェイト40%)

 

その名の通り、宅建業法やそこに付随する法律に関する出題。

資格を実務に活かすのであれば最も身近な分野でもあるでしょう。

20題と出題数が多く、こういった分野を専攻していない法学部卒がアドバンテージが取りにくい分野、かつ、出題範囲の割にウェイトを占めている分野。

したがって、民法でアドバンテージを取れるわけでなければここで高得点を取ることが合格の最短ルートであると言えるでしょう。

 

実際問題、ここを苦手とする人が合格するケースは稀なようです。

 

3.法令上の制限(ウェイト16%)

都市計画法建築基準法など、土地の利用に対して法律で一定の制限を加えるという趣旨で出題される分野です。

全体像を把握するのは決して難しい分野ではありませんが、定められている数字の暗記や、細かい知識が出題されるケースも。

こちらも単なる法学部卒にはなじみの薄い分野です。

他の受験者が確実に取れる問題は落とさず、差がつく問題をピンポイントに得点し、難問奇問は捨てるスタンスで時間を割きすぎずある程度の得点率を取ることが求められます。

 

4.税、その他(ウェイト16%)

不動産取引にまつわる税金と、その他出題範囲の一分野となりえなかったザコ共を寄せ集めた1ジャンルとはならないまでも、重要な周辺事項を総合した分野からの出題となります。

小学校の社会科レベルの常識である程度正解出来る分野から、勉強しても中々得点に結びつきにくい分野まであるので、ここも、時間をかけすぎず、周囲にアドバンテージをとることが基本戦略になってくるかと思います。

 

【以上より取るべき基本戦略】

ざっと見ていくと、合格においては民法宅建業法に集中してリソースを割くことが欠かせないことが分かってきます。

民法に見識があるならばそこをアドバンテージにできますが、そうでないならば、一層宅建業法のジャンルの得点率を上げていくことが大事。

これらのジャンルが苦手だから、もしくは面白いから、といった理由で「法令上の制限」や「税、その他」に時間を割きすぎるのは自滅行為と言えるでしょう。

 

逆に言えば、こんなちょっと調べて考えればわかることすら理解していない受験者は相手にならない、(恐ろしいことに少なからずいるみたい)と考えると15%という数字に現れるほど絶望的な状況ではないことも判明します。

 

何事も、客観的に捉えることが大事ですよ。

 

お前の視点なんてお前以外にはどうでもいいんだよ。

 

というわけで残り3週間、頑張りましょうね^^

宅建の一問一答は本よりもアプリが効率的

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宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。
 
ブログの展開をそこまで考えずに書いていたのですが、
早くも試験まで一か月を切ったところまで追い込まれています。
 
まぁ、無勉時の得点率が35%、マンガを読んでからの得点率が50%となっているので、
きちんと勉強していけば間に合うペースかとは思います。
 
そんな僕がマンガの次に手を出したのが「一問一答集」
詳細な解説書での学習に入るか迷ったのですが、
おそらくは解説書をきちんと何週もするだけの時間は残っていないことを鑑みると
弱点を炙り出し、重点的に時間を割くべきポイントを見極める
ことが大切との判断に至りました。
 

ちなみに、一問一答において僕が選択したのは本ではなく、スマホのアプリ。

アプリは玉石混合ですが、比較する時間ももったいないので、
 
・ちゃんとした会社が出していそう
・追加課金がない
 
の2点からアプリを選び、DLしました。
解説もちゃんと載っていてわかりやすい。外れではないと思います。
 
安い、というだけでなく、持ち運ぶ必要がなく空き時間、移動時間の学習も容易なため、
何かと便利です。ごはん食べながらも勉強できる。
 
まぁ一問、といっても文章がクソ長いためサクサク進むわけではないんですけどね。
こういうので一番懸念なのは、本を開くのすら億劫になってしまうこと。
アプリならばポチポチ立ち上げるだけなので、そこまで抵抗はありません。
(ほかのアプリを開いてしまう誘惑に負けなければw)
 
やはり改めて感じるのは、マンガなりでインプットして、理解したつもりになることと、実際に問題に対してアウトプットを行えることの間には隔たりがあるということ。意外となく、サクサクとける分野もあれば、わかったつもりでいても全然正解が選べない分野も。
それぞれの分野が明るみになってくると、どこに時間を割くべきなのか、というのもわかってきます。
 
驚異的なビッグマウスと暴言で綴られているこのブログですが、意外と手堅く学習が進んでいます。

宅建試験の全体像をマンガで読破!次にすべきことは?

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更新が空いてしまいました。勉強や受験を放棄していたわけではありません。

(前回もそんなこと書いた気がするw)

 

宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。

色々とやることがある合間を縫って、分厚い活字で勉強したって挫折するのは目に見えていたので、とりあえずマンガで全体像を網羅しました。

 

宅建の範囲の網羅などマンガで十分。さっさと全体像を押さえろ。 - 無勉から2か月で宅建に合格する軌跡

 

現在のステップとしては、

 

1.何もわかってないけどとりあえず過去問を解く。

(目的:ゴールとして攻略すべき敵を知る)

2.マンガを読む

(目的:試験を知ったうえで、勉強すべき全体像を抑える)

 

までですね。

 

次にすべきアクションは何か。

 

僕は「再度過去問を解くこと」

だと思います。

 

マンガを読むだけで受かれば万々歳ですが、多分、現実はそうはいかない。

 

マンガには

 

・飽きずに読み進められる

・イラストと文字で複合的に頭に入る

 

 

といったメリットがありつつも、

 

・絵が入る分、盛り込める情報量が制限される

 

というデメリットがあります。

 

多分ですが、合格できるだけの知識をすべて無理やり詰め込んだマンガなるものは

 

量、質、ともにそれはそれは素敵なものが出来上がる

 

ことが想像できますw

 

というわけで、全体像を抑えたうえで、次は、

・問題を正解するために必要な知識と現在の知識のギャップを測るため

・試験範囲において得意分野と不得意分野をざっくりと見極めるため

 に過去問を解きます。

 

この時解く過去問は、最初に解いたのと同じものでもダメではないですが、問題や正解を覚えているかもしれない場合は年度を変えた方がいいかと思います。

 

どうせこのあたりのレベルで解いた過去問なんてどのみちもう一回やる必要あるでしょw

 

というわけで、新しい過去問にチャレンジ。

 

 

マンガとは言え、全範囲を学習し、かつ抜け落ちていた民法も少し思い出してきた僕。

ここで合格点をとることは難しくても、射程圏内には捉えることが出来るだろう。

 

結果....

 

 

24/49

(合格ラインの7割程度)

 

 

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・・

 

今日のところはこれくらいで勘弁してやるよ。(震え声)

 

 

ちょっと悔しい結果に。

自分の手ごたえほどは取れていない、という感触ですね。

 

問題に書いてあることは前回に比べて、だいぶ理解できましたが、

・正解を選び取るだけの知識

・出題意図から問題を読み解く力

・正解すべき問題と捨て問の見極め

なんかはまだまだということが明るみに出ました。

 

一方で、初見で感じたほどの絶望感はありません。

どうにかしうる相手だと実感。

 

残り1.5か月、ギャップを埋めていきます。

 

 

【最初に取るべきアクション】

宅建受験ではビビって現実から目を背けてないでさっさと過去問を解け - 無勉から2か月で宅建に合格する軌跡

 

【次に取るべきアクション】

宅建の範囲の網羅などマンガで十分。さっさと全体像を押さえろ。 - 無勉から2か月で宅建に合格する軌跡

 

【合格するための戦略について】

最低点から逆算。宅建合格にはどれくらいの精度で理解すればいい? - 無勉から2か月で宅建に合格する軌跡

宅建の範囲の網羅などマンガで十分。さっさと全体像を押さえろ。

漫画本のイラスト

 

宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。

 

更新が数日滞ってしまいましたが、勝負を投げたわけではありません。

宅建の範囲を網羅する、というステップを辿っていました。

 

宅建の範囲は、かつて僕が挫折した司法試験に比べたらかわいいものですが、それでもブ厚い本1冊分が出題範囲となっているもの。

1ページを埋め尽くす活字。それが何百ページ。

読んでるだけで挫折してしまいそうですね。

 

そんな時は、「マンガ」で全体像網羅しちゃえば?と思うわけですよ。

 

マンガを使って学習する?なんか幼稚というか頭悪そうですかね?

 

 

 

いきなり活字に手出して挫折するほうが幼稚で頭悪いよ

 

 

 

文字だけを使って学習するより、文字とイラストで頭に入るので、効率いいとすら思いますけどね。

楽しく、負担なく読み進めることができるので、学習速度も早い。

まず全体像を知る、という意味においては効率のいい手法です。

 

もちろん、メリットばかりということではなく、イラストが入る分だけ情報を入れ込める量というのは減りますから、詳しさ、という意味では不利になります。なので、全体をつかんだ後改めて細部について確認する勉強、というのは必要かもしれません。(かも、というより多分必要なんでしょうけど)

 

また、僕は一度ズダボロにされましたが過去問に果敢に挑んでいるため、

マンガを読み進めながら、「あぁ、これのことか」というようなことを実感することができました。

何の準備もなくマンガを読み進めても、いちいち詰まってマンガすら読み進められないか、読み飛ばしてスカスカの理解で終わるかのどちらか。

 

これもファーストステップとして過去問を解いた結果となります。

この手法が本当に正しかったのかが証明されるのは10月ですが取り急ぎは良いペースで進んでいるかと。

最低点から逆算。宅建合格にはどれくらいの精度で理解すればいい?

「逆算」の画像検索結果

 

宅建受験者ブロガーのマエダユウタです。

 

過去問の初チャレンジでは、合格点の半分しか取れないという辛酸を舐めさせられました。

 

宅建受験ではビビって現実から目を背けてないでさっさと過去問を解け - 無勉から2か月で宅建に合格する軌跡

 

まぁこれも最短で合格するために必要なプロセス。

次に進みます。

 

宅建が50問のマークシート形式であることを理解した僕が次に見たのは、合格最低点。

過去12年分見たところ、合格最低点が最も高い年は36点(72%)というのが1回。

それ以外の年は35点(70%)を取っていれば、合格できるようです。

ということで、どのくらいの精度で理解していればここにたどり着けるかを逆算します。

 

僕は4択式の問題に取り組むとき、大体ですが、こんな基準を設けています。

 

確度A:正解を選べたという自信がある

確度B:もしかしたら別の選択肢が正解だったかもという懸念が残る

確度C:ぶっちゃけ勘で選んだ

 

取り組む50題のうち、少しでもAを増やしてCを減らしていければ、合格に近づいていきます。

 

でね。

 

 

この少しでもを少しでもで終わらせるからダメなんだって

 

 

具体的にどれくらいの配分になっていれば受かるのか、概算は出来ますよ。

 

例えばですが、「Aは8割、Bは5割、Cは2割5分」正解を選んでいると仮定します。

Aはちょっと悲観的に見てますが、残りは完全に確率論です。

で、

 

A+B+C=50

かつ

A×0.8+B×0.5+C×0.25≧35

 

となるA,B,Cの配分を求めればいいわけです。

 

①A=30の場合

ここで24点取れる計算になるので、残り20問で11点を稼ぐ必要があります。Bに全振りして、10点。合計34なので年によっては合格かもくらい。ただ、Cが0というのは多分現実的ではないので、

自信がある問題が6割だと合格は危ういかなというとこですね。

 

②A=35なら

ここで28点取れるので、残り15問で7点。

となるとB=13、C=2であれば、28+6.5+0.5=35なので、ギリ。

つまり、自信のある問題が7割程度であれば、完全に捨てていい問題は2問。

だいたいこのあたりが目指すスタンダードになってきますかね?

 

③A=40とすると

ここで32点得点できると残り10題で3点取るためには

B=2、C=8

でギリギリ届きます。つまり、8割自信を持って回答できていれば、あとは大体当て勘でもどうにかなるだろう、という結果が得られました。

 

繰り返しになりますが、合格点は年によって違いますし、確率論なので当て勘の運不運も出てきますので大体の数字ですが、

7割~8割くらいを「できた」と思えるくらいの感触

が合格ラインになってくる感じですかね?

「俺が解けたと思った問題はもっと正答率高いぜ!」って人はAへの補正を0.9とかにすればいいです。

 

別にこんな数字は実際の試験ではどうでもいいわけですが、大事なのはどの程度の問題を自信を持って解いて、どの程度の問題を捨てていいのか、というイメージをざっくりでもいいから持つことです。

 

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